金融業界に入る前に読むべき本〜勉強のすすめかた

名門ゴールドマンサックスですらレイオフが当たり前の時代。金融業界では生き残る力が必要です。ぶっちゃけ金融とかよくわかんない、という学生・新卒のみなさん。ぜひ、金融業界の門を叩く前にさらっと勉強しておきませんか?

投資銀行を経てファイナンスアドバイスに従事する筆者が、おすすめの勉強法をご紹介します。f:id:BestRgrds:20160529211603j:plain

 

頭カラッポでOK!まず証券外務員に合格しよう

証券外務員二種であれば誰でも短期間で取得可能です。1ヶ月もみれば十分でしょう。さっさと取りなさい。会社に言われてから取るようなもんじゃないです。さっさと取りましょう(二度目)。

本当に簡単に取得できる資格なので、外務員資格が不要なポジションで採用された人もチャレンジした方がいいと思います。いつ必要になるかわかんないから!(経験談:筆者はIT要員として金融業界に入りましたが、金融業務やアルゴリズムトレードにアサインされることに)

勉強のやり方は、ひたすら問題を解いて解説を読む。それだけ。車の免許の試験と同じようなイメージです。参考書の丸暗記などは不要。まずは脳みそを金融の世界に慣れさせることが大切です。

おすすめは以下の本。わかりやすい。外務員試験はコンピュータテストなのでいつでも受験できます。早速応募して、1ヶ月間だけ集中してさっさと取得する!それくらいのノリとスピード感でいいと思います。

 

 

 

金融史は金融を勉強する一番の近道

さて。資格を取得しても、ぶっちゃけ金融なんてよくわからない状態だと思います。デリバティブって結局なんなんだ…みたいな。しかもこの状態で証券アナリストなどの上位資格を目指すと、余計にわからなくなっちゃうんです。計算とか多いし。そこでおすすめしたいのが下記の軽めの本を読み通しておくことです。

 

まずは金融史を学ぶことをオススメします。なぜなら、どのように金融のルールが出来てきたかがわかるからです。

歴史的背景がわかるようになってくると、ポイントが掴めるので難しい言葉を丸暗記する必要がなくなる。新しい知識もどんどん吸収できるようになります。

こちらの本を読むと、金融の本質がわかります。ベテラン金融マンもこれを読んで唸っています。てか、フツーに面白い!出張でシティオブロンドンに行く前に絶対呼んでおきたい名著。

 

 

 

ファイナンス(財務)こそ金融の醍醐味

歴史の次に勉強すべきなのがファイナンス。企業がどのように資金を必要としているのかというメカニズムを学ぶことができます。いわゆるFA(ファイナンスアドバイス)も金融機関の立派な仕事ですよね。「資金を集められれば大儲けできるんだけどなぁ」という企業のために、知恵を貸し助言するのがFAです。

ギリシャが破綻せず生き残ったのは、ラザードという超名門投資会社がFAを務めていたからです。

 

では企業はどのように資金を調達するのか。債権や株式をどのように発行するのか。金融機関のシンジケートとは何なのか。どうすると誰が得をするのか。

こうしたことを理解することがファイナンスの根本的な理解に繋がります。

 

下記の本は業界内で読んでない人はいない、というくらいの名作です。たまに読み返しても勉強になる。分厚い学術書を読むよりも絶対こっちのほうがいい。 

 

 

 

 アカウンティング(経理)は金融の攻略本

次のステップでおすすめなのが、お金の動きをどのようにとらえるのかを学ぶこと。率直に言うと複式簿記です。大きな会社になってくると、お金は単純に足し引きだけで計算(単式簿記)していては実態がつかめないのです。そこで東インド会社の発展とともに世界に広がったのが、複式簿記です。

 

これがわかると有価証券報告書が読めるようになります。また、システム部門の人にとってはどのようにデータを処理するのかがわかるようになります。

ただ、貸方/借方(デビ/クレ)だの勘定科目だのを暗記するところから始めると絶対に躓きます。つまんないから。簿記は大切だけど、金融マン全員に必要かというと、そうでもないと思います。

それよりも、実際の財務諸表を見た方が面白いです。下記の本は、まさにそんな本。実在する企業の有価証券報告書を読む本。実践的だし面白い。これをきっかけに経理や会計についての知識を深めていくのがいいと思います。

 

簿記を学べる漫画もあるのだ。

 

実際の業務イメージをつかもう

お金を扱うことの重要さがわかってきたと思います。最後に、これをどのように仕事に活用していくのかを学ぶといいと思います。

大ベストセラーなのでもうすでに読んでる方もいると思いますが、これを読み返してみてください。僕も何度読んだことか…。 オススメです。外資系金融マンの仕事、マーケットに対する見方がわかります。

 

 

日系に行く人はこれもアリ。古き良き野村の日々が生々しく描かれています。新人時代の話など、今読んでも刺激になりますし、純粋に面白い。ただ、野村を追いやられた方の本なので、後半からは愚痴や言い訳のように感じる記述があるような…でも前半は本当に面白い!

 

外資に行く方は是非こちらを。野村證券と同じく自伝的書籍なのですが、全然違ったテイストです。外資金融出身者からしても生々しく、勉強になると思います。個人的には野村の方が好きです。

 

 

その他おすすめ書籍

世界的に物価が上がってますね。この煽りとしてレイオフが発生したり、私たちの仕事が不安定になっているわけです。でも日本のメディアではインフレを正しく理解するのは難しいかと。これは新書ですが、著名な経済学者の解説ですので非常に明快です。

 

 

 

現役役員が説明する、「なぜあなたは最終面接に落ちるのか」

こんにちは。会社役員でして最終面接を担当しています。物好きなので書類審査や2次面接も協力しています。

ちまたの「採用セミナー」などで言われていることとはまったく異なる観点から、最終面接のポイントをお伝えできればと思います。

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志望度なんて見ちゃいない

最終面接のノウハウなどを探すと「志望度が大切だ」といったアドバイスを目にすることがあります。これを鵜呑みにしている人が多く、最終面接では「御社が第一志望です」みたいな発言をよく耳にします。

でもいつもドン引きなんですよね。別に第二志望でもいいですよ、転職ってそういうものですから。言葉だけの「第一志望」なんてまったく響かないです。なので、そういうアピール自体が無駄だと思います。役員レベルの人に対しては。

 

企業理念・方向性は地雷

「ビジョンが合っている」というアピールもよく見かけるのですが、何を持ってビジョンが合ってるなんて言うのでしょうか。経営陣ですら、真の意味でビジョンを共有するのは難しいのだ。

ビジョンを理解してくれることはいいことだが、Cレベル候補でない限り、下手にコメントしても地雷を踏むだけだろう。理念やビジョンについてのコメントは求めてません。志望度と同じく、まったく響かない薄っぺらい発言のように聞こえます。

 

経営陣は第一印象に厳しい

マナーとかはどうでもいいんですが、第一印象は大切だと思います。経営陣は誰よりも第一印象に気をつかっている人たちだから。そうでなくても、まわりは常に一流のビジネスパーソンばかりですから目が肥えてしまうんです。だから第一印象だけでいろいろわかっちゃう。

肌荒れとか髪のパサつきとか気になります。ネクタイが間違ってたら残念な気分になる。声が小さい人も印象悪い。

第一印象は大切。あまり気にしたことがない方は、できれば第三者にレビューしてもらった方がいいだろう。

 

カンペを読むな

次に大切なのは喋り方。カンペを読むような喋り方の人だと、「本音じゃないな」ってすぐわかります。それに、経営陣のまわりは話上手な人ばかりなので、話すのが下手っていうのは論外なんですよね。

でももちろん優秀だけど口下手な人や寡黙な人もいます。だから無理にベラベラ話す必要はないのですが、本音で話さないと魂には響かないです。

 

「わかりません」という勇気

最終面接では、さまざまなスキルを総合的にみる必要があります。難しい質問を投げかけたりします。そんなとき、正解はないのだが、「わかりません」と言えることが大切だと思う。「わかりません」と言える人は正直だし、結論から話す能力があり、自分を客観的にみれる人間だからだ。

逆に、「完全にわかる」「絶対にできる」「余裕です」といった発言があると私は必ず候補者を刺す。多くの場合、ただの自信過剰であり、ちょっと叩くとボロが出るものだ。そんなケースを何度も見ているせいか、「わかりません」と正直に言える人には好感を持てる。

 

示唆を与える

最終面接では、優秀な人が多く、提案的な話をしてくれる方も多い。貴重な意見なのでありがたく聞かせていただいているが、7割くらいの方は非常に浅い話をしているように感じる。

「お客様の真の課題を解決すべきだ」

「多様性のための取り組みが大切だ」

「デジタルを取り入れて効率化すべきだ」

すべて間違いではないものの、浅すぎて話が広がらない。威勢のいいことを言う割に役に立たない社員というのは、たいていこんなヤツらだ。それよりも、我々も気づいていないような意外な示唆を与えてくれる候補者に来てほしい。そういう人は即採用だ。

 

優秀な候補者が複数名いたら?

ヘッドカウントは1しかないのに、2名も優秀な人が来てしまった。。というありがたい悩みもゼロではない。どちらも違った強みと弱みがあって、判断を下しにくい。残念ながら、性別や年齢、既婚/未婚、現年収などで判断することもある。この判断はまちまちだ。アラサー女性はすぐ産休に入ってしまうなんて話はよくあるが、未婚の男は覚悟がないとか、20代の可能性に賭けたいとか、40過ぎて年収が低いやつはきっと仕事できないとか…経営陣ですら、このレベルの議論になってしまう。こんなときは運しかない。

 

確証できるか

最終面接を担当する人の一番のミッションは「変なやつを合格させないこと」だ。尖った人材は欲しいけど、入社後に盛大にやらかしてしまった場合、採用を担当した面接官たちは非常に気まずい思いをするものだ。

だからこそ、最終面接では「この人なら良さそう」という"感覚"をできるだけ"確証"に近いものにしなければならない。

例えば営業マンであれば、すでにコネがあって「必ずA社を受注できますよ」なんていう人が好ましい。

 

管理職になりたいか?

数年後どうしたいですか?という定番の質問があるが、最終面接では「管理職になりたいか?」と読み替えてもいいと思う。

というのも役員連中というのは「出世欲があるのが当たり前」と思ってるからだ。一生平社員でいたいような人間に対して興味を持たない。

だからといって「マネージャーくらいにはなりたいです」なんて回答はNG。視座が低すぎるし、役職しか見てない。そうではなく、大きなビジネスをしたいという野心が見れるとGOOD。自分の企画をかたちにしたい、そのために強いチームを作る、会社の売上を倍にする…そんな考えが話せるといい。「こいつは管理職候補だな」と思われるだろう。

 

逆質問というより議論をすべき

面接は一方的に質問するかたちになりやすい。だが経営陣は日々議論することが仕事だ。MBAホルダーやコンサル出身者も多い。そんな人間は意見を交わすことが自然なことだと思っている。一方的な質問が続くと、「こいつ話す気あるのか?」「自分の意見がないのか?」「つまらんな」と思ってしまう。

もっと自然に意見や疑問を交わすべきだ。

「私はこんな経験があります…御社の求める人物像と少し違うかもしれないと心配しているのですが、ぶっちゃけどう思われますか」と候補者から聞いてしまおう。

「先ほど XX に触れてらっしゃいましたが、興味あるので詳しく教えていただけますか?」なんてグイグイ聞いてもいい。

「今まで面接していただいた方、みなさんすごく優秀ですね。共通して、質問の投げ方がシャープだなと思いました」と意見を述べてもいい。自然と話は盛り上がるだろう。

 

面接官から「何か質問ありますか」と聞かれる前から聞きまくったほうがいい。合格する人はたいてい、そんな人物だ。

 

困ったら面接官用の本を読むといいです。

 

言い換え系の本はめちゃくちゃ勉強になります。

日系とこんなに違う!外資系金融機関での働き方

勤務時間は自由。生産性がすべて。

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金融業界では出社時刻は8時頃(前場までに準備できるように)という方が多いと思いますが、外資系金融機関では勤務時間の拘束は緩かったです。もちろん日本市場の取引に関連する人は東証のスケジュールに左右されますが。

私の在籍していた会社ではM&Aの人や、夕方の決済、海外と一緒に開発してる人など、いろんな職種の方が自由に働いている印象でした。そもそも、タイムカードなどによる勤怠時間管理がなかったです。必要なときに出社し、仕事が終わればとっとと帰る。

労働時間が長くても短くても、誰も気にしません。休みも自由です。有給が取りにくい…みたいな話は聞いたことないですね。16時頃にエスプレッソ飲んでそのまま帰ってしまう外国人もいました。

 

ただ、それだけの生産性が求められるので、逆に、所定の時間帯にオフィスにいるだけで給料がもらえる日系企業がうらやましいです。

実際、私にとっては自由な職場でしたが「毎日タクシー帰り」とか「忙しすぎてハゲた」みたいな話もよく聞きました。5時に飲みに行って8時から米国と会議することもありました。自由ということは、朝の5時に出社して23時に帰るのも自由ということなんですね。

 

手ぶらで出社する人が多い

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エレベータ乗るたびに思ってたのですが、カバンを持っていない人が多いです。定期と社員証とマネークリップがあればいい。というか、書類等の持ち出しは厳禁ですから、そもそもカバンは不要なのです。小銭や目薬、ハンドクリーム、香水etcは全部デスクに入れておけばいいですし。

急に出かけなきゃいけないときは上司のオフィスからカバンを拝借していました。

 

余談ですが、退職者のデスクを漁るとけっこうお金が出てくるらしく総務の人はいつもビックリするそうです。特に外国人は日本のキャッシュなんてどうでもいいんでしょうね。年末に掃除をしていたときにオバチャンから聞いた話です。笑

 

食事で悩まない

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「ランチを楽しもう」みたいな雰囲気が皆無でした。もちろん美味しいお店を開拓している人もいましたが。近場の蕎麦屋で済ませる人、惣菜屋でサラダを買う人、人それぞれなのですが、とにかく悩まない。悩んだり行列に並ぶのは非効率。

 

私の同僚は「朝はスタバ」と決めているので、毎朝ラテとマフィンを買ってきています。上司のランチはいつも秘書が買ってくるのですが、いつも近所の弁当屋の日替わり弁当。毎日同じで気が変にならないのかと、初めの頃は不思議に思っていました。

僕は牛丼と蕎麦と海鮮丼をルーティンで回してます。食費を制限しているので、ワンコインで済ませるようにしてます。栄養は野菜のスムージーで補えている…かな。ランチタイムに外に出ると、楽しそうな日系企業の人たちを見かけて羨ましく思うこともあります。

 

 

服で悩まない

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みんないいスーツを着ていますが、2,3着の着回しです。「とりあえずブルックスブラザーズ」という人も少なくない。ずっとそれを愛用する。たぶん悩むのが面倒だからです。マウス使うな!ショートカットキーを身体に覚えさせろ!という雰囲気のせいか、無駄なことを排除したくなるんですよね。無駄を楽しむ余裕がないとも言えます。

服や靴のサイズはメーカーによって違うので、いちいち寸法を測ったり試着するのが面倒。だったら愛用メーカー・テーラーを決めてしまえばいい。

 

上司はお気に入りのシャツを見つけたとき、1度に10枚買って「もうこれしか着ない」と決めたそうです。ダメになってくると奥さんが同じものを補充してくれるそうです。

 

ちなみに私は、スーツは麻布、シャツは鎌倉シャツの白ボタンなし、靴はリーガル、靴下はユニクロと決めています。僕のクローゼットを見ると、同じシャツと同じ靴下がバーっと並んでます。スーツは色が違うだけで形はぜんぶ同じ。

コスパとかグレードはどうでもよくて、無駄な選択肢を減らして脳みそのメモリを空けたいんです。高級ブランドで揃えてもいいんですけど、若手のうちは変に目立っても仕方ないと思います。

 

そういえば、ドラマ”SUITS”の主人公もスーツはピークドラペルと決めていますね。

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会議は交渉

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ときどき日系企業の人と話していて驚くのですが、みんなノートPCを持ってぞろぞろと会議室に入りますよね。そしてホワイトボードに書いて写メで済ませる。

 

外資系金融機関では、紙の資料をベースに会議をします。PCは書記の人しか使ってません。なぜなら、会議とは交渉の場だからです。

全員が「こうしたい」という思いで資料を携えて参加しています。自分の意見を通すことがゴールだからです。そのため、相談やブレストといった「話し合い」はあまりありません。

そもそもノートPC持ってなかったり、仮想化されてるから会議室にあるPCで良い、という要因もあります。いずれにしても、会議のやり方は日系とかなり違います。

 

以前、日本の企業と会議していたときに驚いたことがありました。会議中にある人がふと思いつき、ウェブサイトをみんなで見てみようということになったのです。

PCをスクリーンに映し、みんなでひたすらネットサーフィンする様をずっと見ていました。(え…この時間なんなの!?)

とても苦痛でした。初めからちゃんと用意しとけよ!着地点を考えておいて、必要なマテリアルを揃えてから会議に参加するのは当たり前だと思います。

 

以上、外資金融での働き方でした。よく言われるんですが、ドラマ”SUITS”の世界観と似ています。

 

 

年収よりも大切な、経験と人脈の話

ある若手社員と1on1していたときのこと。彼はおもむろに給与交渉を仕掛けてきた。結婚を考えており、今の収入では満足のいく生活ができないという。さらに、実は他社からオファーがあり、転職も考えているという。

 

自分にもそういう時代があったので気持ちはよくわかるが、バッサリとその話を切り捨てた。

「給料上げたければ成果をもってこい。君が辞表を出しても止めないよ」

彼は1ヶ月後に同業他社に転職した。年収は10%ほど上がったらしい。

 

結論からいうと、こういう転職はあまりオススメしない。目の前の1万円ではなく1ヶ月後の1万1千円を求めるのが本当に賢い人間だからだ。

 

給料目当てで転職しない

私は今までに何回か転職しているが、給料目的で転職したことは一度もない。投資銀行に入社したときですら、給料目当てではない(最初のベースはだいたい700万円。数カ月後の査定ですぐにグッと引き上げられたが)。

私の転職は、年収がダウンすることが多かった。しかし、振り返ればすべてが高いリターンをもたらした。転職先がIPOしたこともあるし、臨時ボーナスとして10万ドルの小切手をもらったこともある。

極端な例かもしれないが、メジャーリーガーの大谷翔平も年収を下げるタイプの男だ。日ハムに入ったときは年俸1,500万円。その後 2億を超えるが、メジャーに移籍。メジャーでは最低年俸でサインした。彼はお金に興味がないのかもしれないが、私からすると「未来の価値」にベットしているように見える。いい経験を積み、未来の価値を高められれば目の前の報酬なんてどうでもいい。

 

私の場合は結果的に、今は経営者の端くれとしていくつかの企業で役員をやらせてもらっている。いろんな経験を積んでいてよかった。

そんなのは生存者バイアスだ!という指摘があるかもしれない。でも、未来ある若者が500万とか700万といった小さな金額のために転職を判断するのは、筋が悪いとしか思えないのだ。

 

経験という報酬

仕事の報酬は何もお金ばかりではない。経験こそが転職で得られる一番の報酬だろう。外資系のある小さな会社で働いていたとき、私は1年の半分くらいを海外で過ごした。ゼロコストで留学したようなものだ。

たまたまロンドンオフィスのCFOが私と同じ金融ファーム出身だったということもあり、彼とは特別仲がよく、今でも頻繁に連絡をとっている。彼はロンドンのスタートアップ界隈でちょっとした有名人になっているらしく、日本に関係するプロジェクトがあると真っ先に私に相談してくる。言葉を選ばずに言うなら、これは私にとって金脈のようなものだ。

年収3,000万円以上、SOあり、フルリモート(オフィスが必要なら探してくれ)

こんな案件が山ほどある。良質な経験を積めたこと、人脈を作れたことには感謝しかない。

転職するときには、転職先にどんなオポチュニティがあるのかを考慮した方がいい。高年収で日本オフィスに閉じこもっているくらいなら年収500万円でもいいから海外に行くべきだ。

 

プロフェッショナル・ジェネラリスト

みんな若いうちに稼ぎたいし、将来リストラされるのも嫌だという矛盾を抱えている。

しかし結局のところ、稼ぐにはある程度の時間と努力が必要だ。大切なのはどのように時間を使うか、どのように努力するかである。

一言いっておきたいのだが、スペシャリストになるのは非常に危険だ。若い人ほど資格にこだわったり、ホットな職種に飛びつきやすい。例えばデータサイエンストになりたいような人だ。確かにAIとか機械学習は今後重要になるし、優秀な人材はGoogleなどに高待遇で転職できるだろう。でもそんな浅はかな望みは絶対に叶わない。本物のデータサイエンティストたちに敵わない。

でもジェネラリストになるのは簡単だし、そこそこの努力でプロのジェネラリストになれる。営業と経理と広報ができる人なんてなかなかいないが、やろうとすれば誰でもできる。手を上げればいいだけだ。

「管理職」という仕事は典型的だ。できる人がなかなかいないけど、別に特殊な仕事ではない。経験が物を言う仕事だ。急にデキる新卒が現れることもない。

 

人脈を作る

JVのトップを外部から呼ぼう、日本支社のGMを誰にしようか、ワーキンググループの委員に誰を招くか、社外取締役はどうしよう ― そうした人材は驚くほど枯渇している。そう、プロの管理職みたいな人材が足りないのだ。

リッチになりたいとき、なにも起業家になる必要はない。個人でもバイネームで仕事が来るようになれば、ある程度の収入は確保できるのだ。プロの管理職はしょっちゅう霞が関に呼び出され、有名企業の幹部から接待を受けている。

こうした機会にありつくためには、良い経験を積んで自分の顔を売るしかない。人材は枯渇しているので、すぐに次の仕事が紹介される。

20代の若者は10%アップのために転職するのではなく、ほかでは得られない経験をもらいにいこう。エキサイティングな経験を積むうちに人脈が広がり、あなたを指名する声がかかるようになるだろう。

 

最後に

河川の下流は濁っていて美味しいエサがない。ならば上流にいこう。上流は水が綺麗でエサも美味しい。美しい魚たちが泳いでいる。

あなたの転職は、上流に向かって泳いでいるだろうか?ひょっとして隅田川から江戸川に移動しただけなのではないだろうか?

80歳まで働く時代だ、今からでも遅くない。正しい方向に進んでみよう。

 

↑ 堀さんが語る「人脈」!絶版ですがプレ値ではないので古本屋で見つけたら買ってみて!

リモート時代に考え直す、オンライン面接のコツ

Zoomなどでの面接におけるコツなどをご説明します。私は会社役員ですので、最終面接を想定して書いています。

 

見た目は大切なのか?

面接において大切なのは何を語るかであり、見た目は関係ない―そう思っている人は多いし私も基本的には同意だ。しかし、見た目にすらこだわれない人が転職先で活躍できるかは疑問である。

トップセールスは女優ミラーを使うし、腕のいいエンジニアはカメラの音質やマイクの音質にこだわっているものだ。

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落合陽一氏のリモート環境にはお茶の間もビックリ

 

「カフェで面接」はNG

さて、これからいくつかのリモート面接のコツを紹介するが、その前に絶対ダメなことにも触れておこう。

まずは、カフェやファミレスで面接に参加するケースが挙げられる。候補者としてはいろいろ事情があるのかもしれないが、少なくとも当社では100%不合格である。

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カフェで面接してる人いたら引くよね

当社では、カフェなどで勤務する場合「スクリーンが覗かれてはいけない」「コールの際にクライアントの社名を言ってはいけない」といったいくつかのルールを設けている。要するに、機密保持のコードオブコンダクトである。

面接では少なからず重要事項に触れざるを得ないわけだが、パブリックスペースでそんなことをするのはプロ失格であり、言語道断で不合格。

 

イヤホンを使って

次にどうにかしてほしいのが音の問題である。イントロで「見た目」に触れたがそれは二の次。どうしても回線の調子が悪い場合は画像をオフにすることもあるし、大切なのは会話である。音が聞こえなければ話にならない。弊社ではコールセンター用の音質のいいイヤホン/ヘッドセットを社員に配布している。カメラは配布しないけど。それくらい、音質は大切なのだ。

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静かな環境+ヘッドセットが最強

 

音という観点でも、ファミレスやカフェなどガヤガヤした環境は最悪だ。面接でよくあるシチュエーションは、コワーキングスペースや貸会議室の半個室とか、窓全開の家での生活音や騒音が聞こえるケースだ。できるだけ密閉空間を作って欲しいし、マイクを使うのがベターだろう。

論外だと思うのはイヤホン/ヘッドホンを使わない人だ。候補者のPCのスピーカーから音が鳴るので面接官の音がハウリングするのである。候補者は気にならないだろうが、面接官にとっては実に不快だ。

目くじら立てるほどのことではないかもしれないが、デリカシーのない人は仕事ができないだろうと容易に想像できる。

 

 

 

背景は口よりも物を言う

さあ、ようやく「見た目」の話である。当社には金髪の社員もいるし、見た目は自由である。なので、そんなに外見は気にしないようにしている。タンクトップなどは勘弁してほしいが。

気になるのは、背景だ。多くの人がバーチャル背景を使わない。ZoomにしろGoogle Meetにしろ、企業側が用意するものだし、候補者は個人アカウントから参加するので設定がデフォルトなのだ。

そうすると、部屋が丸見えである。きれいならいいのだけど、個人的には2人に1人は「なんか気になる」。極端な例だが、過去にこんな人に遭遇した。

部屋干しの洗濯物をぶら下げたままの人、壁に穴が空いてる人、寝転がってる恋人が写り込んでいる人、18禁なものが写り込んでいる人、、

そういうときはバーチャル背景を使ってください。。。

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あなたはこのように見られている

 

オンライン面接のコツ

最後に、オンライン面接におけるいくつかのコツを紹介しよう。

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①あなたから先に挨拶すること

ちゃんと接続できてるか?と気になる気持ちもわかるが、相手から促されるのを待ってはいけない。自分から先に挨拶すること。

 

②使い古しのアイスブレイクは避ける

「御社はリモートワークなんですか?」「その背景素敵ですね」などはもう聞き飽きた。やめて。

 

③3分前からテスト

面接開始時間になってから参加するのでは遅刻。事前に参加してデバイスの設定や画面での見え方などをテストしよう。いつもよりも広角で写っていたり、逆光やオートフォーカスの感じがアプリによって違うときもある。

 

④「聞こえない」と言う勇気

たまたま接続が悪かったり、複数名が同時にしゃべると聞こえないことがある。そんなときは有耶無耶にせず、きちんと聞き直そう。

 

⑤相手の表情を見ろ

ビデオ会議では、意外と相手の顔をちゃんと見ていない。面接官の一人が凄まじいしかめっ面をしていても気づかない人もいる。相手の表情がよく見えるようにスクリーンサイズを調整しよう。

 

⑥会話ではなくプレゼン

オンライン面接では、聞き手に回ってはいけない。たまに、全然話しが盛り上がらないことがあるが、大抵の場合、候補者がおとなしいのだ。オフラインと違って、沈黙はかなり気まずいものだ。面接官の話を遮って喋るくらいの人のほうが印象に残る。会話ではなく、あなたのプレゼンだと思って臨んだほうがいいだろう。

 

⑦メモは必須!

オンラインの会話はミスコミュニケーションが多い。今まで以上にきちんとメモを取ることが重要になっています。なのでメモを取っている方はポイントが高いです。

 

 

このままお客様に会わせられるか?

いろいろ述べましたが、最後に端的な採用指標をお伝えしたいと思います。「このままお客様に会わせられるか?」です。例えば、採用担当が面接に合格させるべきか悩んでいるようであれば、私は「そのままお客様の前に出せるか?」と問いかけます。

お客様がゆるいなら、候補者も多少ゆるくていいのです。しかしお客様が落合陽一氏みたいな人ばかりであれば、候補者もそうあってほしいのです。

 

リモート面接は効率がいいので、今後も生き残り続けるでしょう。転職をお考えの方は、ぜひ環境や受け答えを見直してみましょう。

 

経済不安の今、金融マンにおすすめの7冊

久しぶりにブログ更新。いま読むべきオススメの本をご紹介する。

こんな時代だからこそ、世界のマネーの動きには敏感でいたい。こんなに楽しい世界はないからね。金融の面白さがわからないという方はぜひ紹介する本を手にとってみてほしい。

  

投資銀行ランキング」をアップデートしよう

巨大銀行のカルテ リーマンショック後の欧米金融機関にみる銀行の未来

巨大銀行のカルテ リーマンショック後の欧米金融機関にみる銀行の未来

  • 作者:若奈 さとみ
  • 発売日: 2019/09/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

リーマンショック後の欧米金融機関についてまとめられた書籍。着目すべきはドイツ銀行の衰退とBNPパリバの隆盛がわかりやすくまとめられていることだろう。

また、その流れから米系金融機関についてもまとめられており、現在の各社のポジションを確認することができる。リーマンショックにより変化する各社を理解できる良書。わかりやすくまとまった素晴らしい一冊だ。

 

定期的にジム・ロジャーズを摂取しよう

危機の時代 伝説の投資家が語る経済とマネーの未来

危機の時代 伝説の投資家が語る経済とマネーの未来

 

 ジム・ロジャーズといえば、世界バイク紀行。読み物として面白く、金融に興味をもった学生時代を思い出す。その本はもうかなり古いのでオススメはできないのだが、ジムの発言は相変わらず切れ味が鋭い。日経新聞のアナリストコメントばかり読んでいるとモヤモヤする、という方はぜひ定期的にジムの発言をチェックしよう。

 

 

不況でも儲かるヤツがいる!

金融危機で儲ける人間もいる。有名な例は、映画「マネー・ショート」で知られるマイケル・バーニーだろうか。

本書は、さらに儲けた人物、ジョン・ポールソンにフォーカスした一冊だ。その手法は今では再現性が低いと思われるが、不況時にも勝てるという希望が持てるということが金融マンに希望を与えてくれる。複雑なドラマとしてのマネー・ショートよりも専門的かつ読みやすい。

 

アジア通貨危機からリーマンショックまでの苦しみを綴る

回顧録といえばベン・バーナンキアラン・グリーンスパンポール・ボルカー、元財務官 篠原尚之などの書籍があるが、私が推したいのはティモシー・ガイトナー

人によっては「オレ頑張ったアピール」に見えるかもしれないが、自分の仕事ぶりを丁寧に解説しているといえる。他の回顧録は読者の目を気にしすぎていて曖昧な書きぶりが多いが、ガイトナーはズバッと書いているので理解しやすい。ウォーレン・バフェットも絶賛している。教材としておすすめできる一冊。

 

長沼先生は天才です。

現代経済学の直観的方法

現代経済学の直観的方法

 

 経済の基礎を学ぶならこの一冊。長沼 伸一郎といえば数学の名著で知られるが、あのわかりやすい書きぶりのまま現代経済を記したのが本書だ。通貨やマクロの本質に迫る。ファイナンスに関係ない人たちの間でもかなりバズっていた。

 

MMTは必須科目

MMT現代貨幣理論入門

MMT現代貨幣理論入門

 

読んでない人はいないよね?というくらい重要な一冊。金融業界・アカデミックともに白い目を向けられているMMTだが、どうしても無視できない理論。特に最近の財政施策は、今までにない大胆なバラマキ。MMTを知らずに語ることはできないだろう。やや複雑な理論であるため、ネット記事だけで学ぶことは難しい。書籍を通して学ぶ必要がある。

 

米中もし戦わば

金融業界の人間であれば、世界情勢にも注意を払わなければならない。中でも、米中情勢はインパクトが大きい。この本では米中の戦略・考え方がよく理解できる。なぜトランプはあそこまで中国を批判するのか、中国は今どのような準備を進めているのか。戦争という最悪のシナリオについて、まったく考慮していないバンカーはいないだろう。米国ではかなり注目を浴びた書籍だ。

出張に持って行くと"捗る" 私の愛用品

パスポートや航空券を持っていきましょうねなどといった当たり前のことは書かない。それに、ほとんどのものは現地調達できるだろう。

 

この記事は、僕が出張の時に愛用するものを紹介するだけ。すごく個人的な記事だ。

最高のパフォーマンスを出すべく、出張のときに意識的に持つようにしているものを紹介する。真っ先に紹介したいのは、、これだ!

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休足時間+めぐりズム超やばい

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普段は週に一回までと決めているのだが、出張中は毎日使う。1箱買って、使いきる。

香りだけで最高だし、スッと眠れるし、バシッと目覚めるし、とにかく最高。 余るようなら出張仲間にプレゼントできるし、本当に重宝している。

▼革靴に疲れたらツブツブ

休足時間 ツボ刺激ジェルシート  12枚

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 ▼好き。

 

トライアルコスメにときめくオッサン()

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出張はトライアルコスメと相性抜群。地域によっては軟水/硬水問題もあるが、私はあまり困ったことはないかな。

さて。クイーンズバスルームに感動するオッサンとか気持ち悪いかもしれないけど、いいじゃないか!誰も見てないし!女子向けコスメ使わせてよ!むしろメンズコスメは現地調達してお土産にすべし。

というわけで、シャンプー、リンス、ボディウォッシュに化粧水、顔パックまで揃えて持って行く。女子っぽい匂いになっても香水つけとけばOK。

▼不覚にも感動した雪肌精

 ▼制汗剤は圧倒的に欧米のものがいいので現地調達

 

パジャマを着ると孤独な夜も贅沢な時間に

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ルームウェアなんてどうでもいいのだ。本来。

しかしながら、せっかく外国で素敵なホテルに滞在するというのに、スウェットはどうかと思う。ホテルのバキバキのガウンも落ち着かない。せっかくだしパジャマを着ようよ。けっこうセクシーで上品だよ。ポールスミスらへんが無難だが、あえて女子ブランドを攻めたいですね。いいじゃないか!

▼ジェラピケはキモいがピーチジョンならセーフやろ

 

GPS電波時計をガシガシ使う

SEIKO最高。時計を日本時間のままにしておくのも便利なのだが、現地民ウケを狙うなら日本製GPSソーラーがおすすめ。というか、例えば中国人がアルマーニとオメガで装備してたらダサいでしょ?そこのところ理解してないアジア人、多いんです。

また実体験からも、日本の腕時計は海外でよく褒められる。「ロレックスもクールだけれど、出張ではガンガン使える2千ドルくらいの時計の方がいいよね」と言うと外国人も確かにそうだと頷く。さらに、これGPSで時間合わせてくれるんだぜって言うとワーオとなる。G-SHOCKのおかげか、カシオ派の外人が多い。

 ▼アストロンはムーブメントが美しいので目に止まりやすい

 

クールジャパンなヘッドホン

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オフィシャルサイトより

SONYのヘッドホン。これもセイコー同様、日本製品というのがネタになる。ハイテク感はまさにジャパニーズって感じだし、音楽の話にも花が咲く。いい音を聴きながら歩く外国の街並みは最高だ。※慣れていて治安のいい場所に限る

ちなみにこれはヘッドホンをつけたまま外の音を聞いたりできて便利だし、ケーブルも付けられるので飛行機内での映画鑑賞が捗る。映画鑑賞は重要ですね。

 

日本の文房具はイイ

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愛用者の多いプラマン。筆記体でメモをとるのにぴったりなのだ。これで手書きの図解を見せながらミーティングを進めるのが自分のスタイル。

書き心地も抜群で外国人ウケがいい。欲しいと言われるけど「ごめん帰りの便でも必要だから」と断る。すまんな。

▼フォーマルでもいけるデザイン

ぺんてる 水性ペン トラディオ プラマン TRJ50-A 黒
 

 

ハンカチは紳士の必需品

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ハンカチを持って行くのは3つの理由がある。一つは海外のトイレが日本ほどハイテクじゃないこと、二つめは困った時に胸に刺せること、三つめは泣いてる女性に..(ry

出張の時はギャザリングやチームビルディングなどのイベントを兼ねることも多く、夜にはみんなドレスアップ。ノータイでシャツを開け、チーフを胸に刺せば少しはマシになるだろう。フォーマルスーツのままだとTHE日本人という感じだ。

 ▼500円、白刺繍柄、いいですね。

  

アメリカ人ばりに痛み止め

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それでも頭痛や倦怠感があるときは、さっさと痛み止め。これ、アメリカでは常識。だるいまま仕事に行くのは最悪だからね。出張中の会議はすべて万全の状態で臨みたいじゃないか。薬はなんでもいい、体質に合わせて選ぶべし。

 

大正漢方胃腸薬!

会社の先輩に教わって以来、必ず持つようになった。時差ボケや連日の飲み会、現地の食事が合わない、といったすべての問題を解決してくれるのは、やはりこいつだ。

胃腸って大切。

【第2類医薬品】大正漢方胃腸薬(AJD) 16包

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自己啓発書や好きな小説

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勉強のための読書はやめよう。心を落ちつけたり、考えを整理できるような本が理想だ。例えばベストセラー「美意識〜」は、自分のビジネススタイルについて考えさせられるものだったし、「残酷すぎる〜」は意外にも自分の背中を押すものだった。 

▼頭がカチカチの人にぜひ読んでほしい

  ▼ズレててもいいんだ、って思える

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

 

 

(番外編)...お前...ブラック...ベリー...?

もしも電卓が必要そうだったら、こいつを持参。そう、死んだはずのブラックベリーが電卓となって復活したのだ!むしろブラックベリーよりもサクサク動く。

カシオ 電卓 ジャストタイプ 12桁 ブラック JF-Z200BK-N

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快適な旅を

出張は何と言ってもリラックスすることが大事だ。そして朝の8時にカチッとスイッチを入れられる状態に持って行くこと。

フライト中に専門書を読み漁ったり、心身の整理を怠ったり、海外メンバーとのコミュニケーションを楽しめないのは最悪だ。

最高のパフォーマンスのためにも、しっかりと身体を休ませ、心に余裕を持とう。