長時間労働問題を議論する前にまずコンプライアンスでしょ

いま労働問題であーだこーだとインターネッツが騒がしい。アンチ残業の人、好きで残業やってる人、様々だ。でも僕が純粋に疑問なのは「なんでサビ残前提なの?」ってこと。そもそもコンプライアンス的にアウトなのでは。

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残業代を払わないのは違法行為

うちの会社では、残業代は必ず支払われる。僕は月に200時間ほど働いているが、少なくても15万ほど残業代としてもらっている。もしも深夜残業をしたらとんでもない給料が出そうだ。

 

法定労働時間は一日8時間。

それを超えたら、時間外労働。深夜労働。休日労働

 

当たり前ダロウ。

ちなみに、フレックスやみなし残業制の会社であっても残業代をカットするのは違法行為だ。

 

残業代を節約したい→生産性アップ

しかしながら、残業代の青天井は莫大なコストとなる。企業としてはなるべく削りたい。そこで、生産性が重視される。

 

うちの会社では、もしも恒常的に残業している人がいたら、労働内容をチェックされる。無駄な作業ばかりしていたら改善命令が出る。改善できなければクビ、もしくはほかの人に業務が移管される。

 

この前、残業ばかりしていた事務のおばちゃんがペナルティとしてパソコン教室に通わされ、ショートカットキーをマスターして帰ってきた。

 

飲みはリスク

僕は会社の人とほとんど飲んだことがない。海外からゲストが来たら美味しい和食や夜景スポットに連れて行くが、17:00スタートで早めに切り上げる。ゲストを深夜まで振り回すのはマナー違反だ。

 

それに、交際費は会社に報告しなくてはいけないのだが、まず上司に厳しくチェックされる。もしもコンプラに怒られるのは上司だからだ。

「2万円のコースのわりに高いねぇ?ああ。良いワイン開けたの。え?白?なんで肉料理に白なの?

と問い詰められたこともある。料理に合うお酒を飲んでいるかどうかまでチェックされるとは。

 

それに、宗教がある人、家庭がある人、さまざまだ。それに、飲み屋では仕事の話は厳禁だ。

そんなこんなで、リスクしかない。割にあわないから、バンカーたちはあまり飲み会に行かないのだ。

会社からは毎年チーム懇親会の費用が支給されるが、ほとんどの場合ランチで消化される。ウェルカムランチ、フェアウェルランチ。一人5000円。けっこういいぞ。

 

人が死んだら議論の余地なし

最後に。人が命を落としたら、もう議論の余地なしだ。これは世界共通の倫理観だと思う。外資系金融は、少なからずテロなどで同僚を亡くしたことがあるものだ。

そんなときは社内Webサイトに追悼の文面を載せるし、場合によっては黙祷を捧げることもある。社長がコメントし、全社員が悲しむだろう。

当たり前だろ??

もしも今、電通マンがふつーに仕事してたら引く。軽蔑する。