忙しいビジネスマンの読書法
毎日毎日忙しい。本を読む暇がない。
早く帰れた日は、ビール飲んでテレビ見てだらだらしたい。本は買うが、読み切れずに積まれていく。
そんな人は多いんじゃないだろうか?かくいう僕も、完全にそういうタイプの人間だ。
でもいくつかのポイントを気にするようにしてからは勉強のやり方が変わった。今回はそれを紹介したい。
今すぐ必要なものはスイスイ勉強できる
先日、尊敬する先輩からある本を紹介された。再考・医療費適正化 -- 実証分析と理念に基づく政策案 という本だ。
個人的にはすごく興味があるのだが、なかなか読めずにいる。なぜなら、今すぐ必要ではないからだ。
逆に、業務上今すぐ知りたかった決済についての本はサクサク読むことができた。
ちなみにこの本はめっちゃ面白い。でも決済に興味ない人はほとんど読めないか、読むのが苦痛だろう。
つまり、必要性が読書スピードのカギになるということだ。
本を手に取るときは「面白いかどうか」ではなく「必要かどうか」と考えるようにすると、勉強の効率がアップする。
1時間以内にギブアップする
最悪なのが、読み始めたけどサッパリ頭に入ってこないままズルズル読み続けることだ。個人的にはKindleの積ん読がすごく多い。あれは負債だ。
さらに、1週間・1カ月かけて読破しても何も残らない。最悪だと思う。だから早めに見切りをつけることが大切だ。
そのために、下記のようなことを習慣にしよう。
- 勉強するなら紙の本
- 目次を読む
- 章のタイトルや見出しだけで読み飛ばす
- あとで読む箇所に付箋を貼る
- 勇気をもって読むのを諦める
- 読まないと決めたときも、後半のページをサラッと目を通す
- 読み続けるかどうか、1時間以内に判断する
専門書・技術書は読み物ではない
オライリーを読破して書棚に飾ることは一部のエンジニアの間ではステータスだ。
でも、あれは飾りではなく、道具だ。法律家にとっての六法全書のようなもの。
僕はエンジニアではないが、技術書をいくつか持っている。そこには、サーバー、ネットワーク、データベースについての非常にマニアックな知識が詰まっている。
でも一度も真正面から読んだことはない。
仕様書を書きながら、困ったときに「引く」だけだ。
同じように、金融や法律の本もそんなに読まない。流し読みして、置いておくだけ。困った時に開くのだ。