外資系証券マンがオススメする、初学者が読むべき金融マンガ・経済小説!
現役証券マンの私がオススメしたい「これは面白い!」「勉強になった!」というマンガや小説をチョイスしました。分厚い専門書を読む前に、まずはスイスイ読める簡単な本から入ることをオススメします。
ちなみに、ナニワ金融道や闇金ウシジマくんなどは面白いけど自分の仕事にはあまり関係ないと思ったので除外しました。
金融マンの世界
巨大投資銀行
投資銀行を舞台にした群像劇。米系、欧州系、日系。転職あり、転勤あり。厳しい世界で常に相手を出し抜きながら生きる彼らは最高にクール。投資銀行のリアルを描いた最高の経済エンタメ。
プライベートバンカー
プライベートバンキングとは、スイスの銀行などを代表とする、富裕層向け金融サービスのこと。
金融商品・税務知識が必要とされる業務で、日本でもそのニーズが高まっています。法律や税務、そして金融を知っている人間が得する世界なんだなぁと痛感。
プロ・トレーダー
プロ・トレーダー マーケットで勝ち続ける16人の思考 と技術
- 作者: ティム・ブールキン,ニコラス・マンゴー,ジョン・ボリンジャー,森山文那生
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2016/04/28
- メディア: 単行本
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様々なトレーダーを紹介していて短編集みたいなもんかな…と思いリストに混ぜてみました。トレーダー志望者は必見でしょう!
金融の醍醐味がわかる名作
スコールの夜
タイトルの「スコール」に打たれて終わる小説。金融業界のドロドロを描きながらも、最後にはさわやかな読後感が残る。金融への希望が持てる良書。現役財務官僚が書いた本なので、ちゃんとした金融知識・業界知識が得られます。
マネーロンダリング
言わずもがな、名作小説。佐藤優に一番面白いと言わしめた経済小説。最初に紹介した「プライベートバンカー」のあとから読むのがオススメかも。
橘玲さんの作品は説明不要というか、全部必読かと。個人的には真山仁や高杉良よりも全然面白いです。
手軽に楽しめるマンガ・ラノベ
狼と香辛料
ワールドエンドエコノミカ
2作ともおすすめ!同著者による、経済ラノベ!ラノベと侮るなかれ、かなり本格的な内容になっております。
ラノベなど読まない人からするとちょっと読む気失せるかもしれませんが、後半からグイグイ面白くなってきます。
羽月莉音の帝国
女子高生が会社を経営するというラノベ。「革命部」というぶっとんだ部活は学園ものの王道、と思いきやIPOやらM&Aやら、ファイナンス施策をガンガン打ち出していく。思いっきり投資銀行業務の世界です。
女騎士、経理になる
女騎士、経理になる。 (1) 【電子限定カラー収録】 (バーズコミックス)
- 作者: 三ツ矢彰,Rootport
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2016/03/01
- メディア: Kindle版
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簿記(アカウンティング)が勉強できるマンガ。でも、簿記の方法を解説するのではなく、その背景を教えてくれる作品です。
実際に複式簿記が生まれた中世ヨーロッパのような世界観で、簿記の歴史を学んでるみたい。
投資銀行青春白書
- 作者: 保田隆明
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/09/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ワタクシは学生時代にこの本を読んで金融業界に憧れました。今では古本しか手に入らないようですが、マジで超オススメ!一番イージーに外資系金融の世界を垣間見ることができる唯一の本です。
奥様はCEO
金融はちょっと関係ないかもしれないけど。日本のビジネスシーンのリアルを描いた作品はコレなんじゃないかと思います。
作者はインテリジェンスの創業メンバー!物書きの方ではないので、ストーリーよりも先にビジネスエッセンスありきで構成されています。
新卒に読ませたい。ラノベくらいサクサク読めるので、ここにリストアップしちゃいました。