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金融用語「カストディアン」とはなにか

金融機関にいると毎日耳にする「カストディアン」。これって一体なんなんでしょう?

 ググってもよくわからない〜という方のために解説します。

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カストディアンの基本知識

Custodyとは、元々の意味は、後見人としての保護義務のことです。

簡単にいうと、親の代わりに子どもを預かる義務のこと。子どもを預かる人のことをカストディアンというわけです。

 

金融でいうなら、代理人として有価証券を保護管理するってことです。

仕事のことをカストディ業務、やる人のことをカストディアンといいます。

 

なぜカストディアンが必要なのか

例えばアメリカの債券を買います。すると、アメリカにお金を送って、権利書を受け取ります。

でもこれってかなり大変じゃないですか?

ちゃんとアメリカから送られてくるとは思えないじゃないですか。破れてたりしそう。注文通りの数が届くかも疑問です。輸送中に盗まれたらどうする?

 

だいたい、債券だろうと株だろうと結局すぐに買ったり売ったりするんです。

それなら、現地に代理人がいてくれればいいじゃないですか。

そこでカストディアンを活用するわけです。

 

国内のカストディアン

国内であっても、代理人に預けちゃうほうがラクです。金融商品を持っているとなにかと手続きも必要ですが、ぜんぶカストディアンがやってくれます。

そこで活躍するのが主なプレーヤーが保管振替機構(ほふり, JASDEC)です。株券はここに預けちゃう。

国債(JGB)も、日銀(BOJ)に預けときましょう。これを国債振替決済といいます。フリケツと呼びます。マジで。

 

海外の有価証券が欲しいときは外資系金融機関にいけばよいのです。ほとんどの外銀がカストディアン業務をやっています。

 

アウトソースとしてのカストディアン

元々は有価証券を預けるだけだったカストディアンですが、預けちゃったほうがいろいろラクだね、というのが現在です。

証券はもう紙ではなく電子データなので、海外とのやりとりはラクになったはずです。

それでもカストディアンが魅力的なのは、煩雑な手続きとかも全部やってくれるという点です。

 

そこでカストディアンは有価証券のデータバンクのようになりつつあります。

また、保管管理決済すべてのバックオフィス業務をこなせるようになってきています。

 

つまり、カストディアンは、バックオフィスの代行業者となりつつあるのです。

FinTechの発展と絡めて、どのように進化していくのか楽しみなところです。

 

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